こんなにあったの!?二世帯住宅で考えておきたいこと
バリアフリーについて
家造りの際にどんなに元気な親世帯も、年齢を重ねていくと次第に家のバリアフリー化が必要になるように。その時にリフォームをして手摺などを付けることはできますが、あらかじめ対策を取っておくことで、老後の生活がスムーズになるでしょう。まずは、手摺が必要になりそうな場所をあらかじめ検討しておき、壁の中に下地を入れておくようにします。各部屋への入り口は、開き扉よりも引き戸の方が移動の際にコンパクトな動きで済むため、できるだけ引き戸を多くしておくことも大切です。介護や車いすが必要になることも考えて、トイレを広くしたり、廊下の幅を広げておく方法も効果的でしょう。
どこまで共有するかについて
二世帯住宅では、設備をどこまで共有するかもあらかじめしっかり考えておく必要があります。検討する項目としては、キッチンだけでなく、トイレや洗面所、お風呂、インターホンなどが挙げられるでしょう。家族の人数が増え、ライフスタイルや生活のリズムが異なることも考えると、これらの設備は別々にしておく方がストレスなく生活が送れるようになります。しかし、全て分けるとその分建物のボリュームが大きくなってしまい、敷地の広さとの兼ね合いや、予算の問題も生じてくるため、家族内でよく話し合っておくことが必要です。
お互いのプライバシーについて
親世帯と子世帯の関係性がどれだけ良くても、長い間生活を共にする上で、やはりプライバシーが守れる場所をつくっておくことも重要です。そのため、それぞれに個室を設けることなども考えておくようにしましょう。
二世帯住宅と言うのは、親の世帯、子どもの世帯がひとつ屋根の下で暮らすということを考え造られた住宅のことです。